盛岡で「骨盤ケア入門」のセミナーをやってきました1
11月24日(水)に盛岡で岩手県委託研修「助産師研修会」と言うことで「骨盤ケア入門」のセミナーをやってきました
今まで2018年 2019年と同じテーマでやっており 今回で3回目
受ける側としては
「入門とかすっ飛ばして仕事にすぐに使える技術教えてよ~」
なんだろうってことは重々承知
私だって受ける側だったからわかるよ
その気持ち
でも「看護」「助学」でならった解剖なんて記憶のはるか遠くでしょう
教える側にまわった時ちょうど看護学科に在籍していた娘の教科書を見たけど
骨盤まわりの解剖なんて 全然 ぜ~んぜん 役に立たない薄っぺらい内容だった
お産の時骨盤が広がります
って説明の図見たら 尾骨がちょろっと後ろにずれてるだけで
「いや そんな程度の変化じゃないから!」
ってツッコミ入れたよね
40年前に私が習ったのと同じって・・・ _| ̄|〇
救命の技術やグッズは進化・進歩したけど
お産を進める知識や技術はどうなんだろう?
むしろ
自然経過待ちという名の放置→回旋異常・分娩遷延→帝王切開
のパターンが増えてる! 気がする
だって「入院時には回旋異常」だし「モニター第一!」だから「四つんばい」しないし させないし
(個人の感想です)
・・・・・・・・・・
って事で
セミナーの内容と進め方はこんな感じ
座学
・骨盤の構造を知る
・骨盤と子宮
・骨盤ケアの必要性
実習
・骨盤ケアの3原則(あげる ささえる ととのえる)
・ささえる
(巻く位置 方向 強さ)
・あげる
(骨盤高位)
・ととのえる
(バスタオルやタオル玉で体をほぐす お尻ふりふり片手伸ばし)
・体力作り
・ハイハイ5分朝・昼・晩
・毎日30分の運動貯金(p52)
やれたら
・トコちゃんベルトの着け方
・・・・・・・・・・
久々の講師で口がうまくまわらない
20人の受講者の薄い反応の中 座学は進む
10:00から始めて11:40にはしゃべり終わってしまった
あと20分・・・
実習をすると「骨盤ケアの三原則」の流れが途中で途切れてしまう・・・
昼休憩にするには早いし
って事で 用意していた「おまけ」を前倒し
「正しい妊婦のお腹はどれだクイズ」
のあと
「解剖学的に正しい35週のお腹」
「骨盤ケアで変わるお腹の形と胎児のポジション」
「分娩入院時の尖腹・胎勢異常・不正軸・回旋異常にしている『お腹ケア』」
「最近の不正軸はこんな感じってわかってる?」
に参加者の目がキラリ~ン
うんうん 知りたいことだよね
でも自分の大転子も坐骨も仙骨も尾骨もちゃんと触れないうちは 教えられないんだよね
だって妊婦さんの骨盤って脱皮したての甲殻類くらいヤワヤワなんだもの
って事で ちょうど12:00 昼休憩になりました
最近のコメント