解剖の本をそばに置いてお読みください
いつも以上に 長文です
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上の子との年の差を考えて そろそろ「妊活を・・・」の「骨盤ケア」希望
上のお子さんの時に「赤ちゃんケア」で通っていた方
津軽の方から
遠くて妊娠したら教室には通えないので 妊娠したあとの「骨盤ケア」もついでに教えて欲しい
との要望も
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前回も妊活後の妊娠と言うことで いろいろ勉強していたと思われたけど
「整体的思考」も交えて
排卵のためのホルモンバランスの話
それを制御している神経とその連動の話
排卵後の子宮内膜の着床までの準備の話
そのためのホルモンバランスの話
それを制御している神経とその連動の話
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そして 血液の流れの話
卵巣に栄養を運ぶ血管は 背骨の前を通っている太い血管から腎臓に向かって枝分かれしたそのすぐ下から卵巣に向かっていること
枝分かれするあたり(腎臓の高さ)の背骨の動きが悪かったり 位置がずれてても卵巣への影響が考えられること
子宮へ栄養を運ぶ血管は腰椎の下の方で二手に分かれた血管から骨盤の中に枝分かれして
坐骨棘という所から子宮につながってる靭帯に絡まるようにして子宮の下の方から子宮全体への栄養をまかなって
同じ経路で老廃物を静脈に乗せて出している
骨盤が広がって坐骨が広がってると 靭帯がずーっと引っ張られ続けるので 血流があまりよろしくないって事が起こる
着床して 受精卵が育つには 子宮内膜が栄養満点で老廃物が少ない血液に満たされていた方が良さげじゃない?
って事が
骨盤ケアが「妊活」に大事な理由です
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もう1つ
背骨や骨盤を整えても 体をほどほどに動かしていないと 全身の血流が良くならない
卵巣のあたりだけ 子宮だけ 血流が良くなるなんて無いから(悪くなることはあっても)
体作りしながら じんわり体が温かくなるような運動(体操)を継続しましょう
たとえ生理が乱れたことがなくても こーゆー理由で不妊のことがある
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私がそう
結婚してから ずっと 排卵のあとは「妊娠3週 4週」の気分で あまり動かない生活をしていた
その頃は 東京で仕事をしてたので 電車通勤で今より「歩いて」はいたけど
インドア派(ゲーマー)だったので 体がじんわり温まる様な運動(体操)はしていなかった
夏でも靴下はかないと体が冷えてくる というバリバリの冷え性
基礎体温をつけたけど どこが排卵? 高温相の体温が微妙~
子宮卵管造影でも卵管の詰まりは無く
「排卵してるっぽい・・・? 高温相もちょっと低いけど 一応高温相だし・・・治療は必要無さそう
排卵誘発等の治療はいらない
もう少ししたら妊娠するんじゃない?」
職場のDrに言われ
「それでも何かしたい」
ってゴネて 体質改善(冷え性対策 ホルモンバランス)の漢方を出してもらったり
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私は「顕微授精」までやる気だったけど 夫が「人工授精すらなんかイヤ」と言うので「妊活」は先に進めず
地元にUターンして環境が変われば妊娠するかも・・・
の期待もむなしく
結婚から7年経過しても妊娠せず
その間に卵巣嚢腫の摘出手術を受けたり色々あって
「毎月がっかりするの もう いいや
体力無いまま歳を重ねていくのも なんだかだよな~」
と思い立って 夫婦でスポーツジム通いを始め 私が汗をかけるようになり
その年は
「足がポカポカして 夏に靴下をはかずに過ごせたな~
冷え性は体の動かし方が足りなかったんだ~」
と思ったら
「ん? 胸がいつもより重いし痛い
1週間遅れてる
妊反 プラスじゃん!
Σ( ̄□ ̄ノ)ノ」
な経過だったからね
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ってな話をしながら「安産力を高める骨盤ケア」に載ってる体操を
「この体操は妊活には ここに効かせるといいよ」
と説明しながら 楽に体が動かせるように なでなでで誘導していく
「妊娠しても 今日やったのと同じ体操でいいからね
骨盤が整ってること
背骨の動きがなめらかであること
が大事!
それから
首の・・・ここは施術しておかないとだね
がんばってキープしてね」
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頭蓋骨の下に空いている穴は「大後頭孔」といいます
そこは脳から背骨の神経が出てる所
その下に頸椎の穴がちゃんとならんでないと 神経が圧迫されます
実は 頸椎の1番目と2番目のところにあるのは「延髄」と言って「呼吸と心拍のコントロールをするところ」
生きていくのにすっごく大事な所
なので
大後頭孔と頸椎1番2番の穴がちゃんと並んでないと 圧迫されるのは「脳の一部」
すっごくヤバそうじゃない?
そしてこのあたりから「副交感神経」も出てる
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」
「交感神経」は戦うモードの時に働く
「副交感神経」はそうじゃない時に働く どっちかっていうと心と体の修復をする時に働く
そして
排卵 着床 妊娠中 お産の大事な時に働いて欲しい「副交感神経」
でもどっちの神経も 片方だけMAXに働くわけじゃ無くて
「交感神経」>「副交感神経」 (主に日中)
「交感神経」<「副交感神経」(主に夜)
なバランスで生きてる
さて「副交感神経」の1ヶ所の出口を整えました
2ヶ所目は「仙骨」
「仙骨座り」で仙骨に体重乗せて変形させてる場合じゃないんだよ
仙骨出っ張ってたら お産が大変 その前の妊娠中も切迫になりやすい その前に 妊娠しずらい
だって「子宮周り」の「副交感神経」が十分働けないから
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「私 仙骨でてます!
仙骨座りしてました!
今言われたこと 前回の妊娠~出産まで 全部 体験しました
大変だったけど 上の子 妊娠できて 無事に生まれたのって
奇跡なんですね~」
「あらま そうだったの~
赤ちゃんケアからのおつきあいだったから 知らなかった~」
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「交感神経」の出口は 背骨ごとにある
だから「背骨がしなやかに動くこと」が大事になってくる
「背骨がしなやかに動く」には 正しく整列してるだけじゃダメ
周りの筋肉も連動して動かないとね
むしろ「しなやかに動ける」んなら「背骨の整列」は「ほどほど」でもいい
けど
肩甲骨の間の胸椎が凹んでたり 腰椎が凸になってたら「ほどほど」とは言いがたい
あそこだここだって 間違い探ししてても 時間がかかるだけだから
「交感神経」のおおもとの頸椎7番付近の「神経膨大部」あたりの位置と動きを良くしましょう
出っ張り過ぎで 頭を上げても 首を反らしても引っ込まない!
「こういう首の人って 妊娠後期からお産にかけて 急に血圧上がるんだよね~」
と独り言
「妊娠後期に血圧上がりました!」
それもあったんか~い!
突っ込み入れながら 施術
助産師だけど整体習って 頸椎の調整やれるようにまで勉強したのは こういう理由
世の助産師達よ
妊活 妊娠 出産 産後へのボディバランスの影響がわかってない ちまたの「整体師」に「あそこにいってみたら」とか言って 紹介してる場合じゃ無い!!
そんなのおしゃべり好きのそこらのオバチャンのすること!
助産師なら 今回の様な説明と施術できるようになって~
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「しなやかに動く背中」は「背中のハイハイ」でキープできます
無事に 妊娠 出産 できますように
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